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UPDATE | 2022年10月01日

日本語で書く力をアップする方法

日本で生活するうえで必要になる日本語を書く力。今回はそのためにおすすめの方法を4つ、ご紹介します。

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日本で進学したり就職したりするには、日本語で書く力が必要です。みなさんは、日本語で書く力をアップするために、どんなトレーニングをしていますか。書く力をアップするには、どうすればいいのでしょうか。


今回のコラムでは、日本語で書く力をアップする4つの方法を紹介します!

1.日本語の教科書や参考書の例文を書き写す

みなさんは日本語の教科書や参考書を持っていますか? その本は、ただ読むだけじゃなくて、書く力をアップする時にも使えるんです。やり方は簡単です。例文を書くだけです。
例文はノートに書いてもいいし、パソコンのソフトで書いてもいいです。


この方法はとても簡単ですが、少しつまらないかもしれません。でも、最近の教科書の例文は日本語の先生が「生活で本当に使うかどうか」を考えて作っています。ですから、例文を書き写してそのまま覚えると生活の役に立ちますよ。


例文をきちんと書くと、文法や言葉も一緒に覚えられます。例文を書くなんて簡単すぎると思う人は、教科書の最後のページからやってみてください。最後のページはあまり読んでいない人が多いので(はじめて読む人もいるかも!)、とてもいい練習になりますよ。

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2.日本語で3行日記を書く

次の方法は、日本語で日記を書くことです。日記には、長い文を書かなければならないと思っていませんか。でも、短い文でいいんです。短い文をたくさん書いて、3行になるくらいまで書いてみましょう。最初は少し大変かもしれません。


日記を書く時は「すごい自分」を書かなくてもいいです。それよりも「ダメな自分」を正直に書いてみましょう。「今日は勉強ができなかった」「天気がよかったのに、洗濯ができなかった」「お昼まで寝てしまった」などでも大丈夫です!


ダメな自分のことを書いてから、それから「今日あったこと・気づいたこと」を書きます。「散歩してみたら、風が気持ちよかった」とか「近所のパン屋さんは今日は休みのようだ」「いい天気だなあ」などです。毎日書くと、「書くこと」に慣れていきますよ。


3.テーマを決めて、ミニ作文を書いてみる。

3つ目の方法は、作文を書くことです。作文は難しいと思っていませんか。実は日記と同じで、自分が思っていることをどんどん書いていけばいいんです。この作文は書く力をアップするためのもので、誰にも見せなくていいです。ですから、気軽に始めてみましょう。


作文はテーマを決めるのが難しいかもしれないので、いくつかテーマを準備してみました。下のテーマの中から、自分が書けそうなものを選んで、200字~400字くらいで書いてみてください。下のテーマじゃなくても、自分が書きたいことを書いていいですよ。


「自己紹介」
「日本でやりたいこと」
「私の好きな〇〇」
「日本語の勉強方法」
「休みの日の過ごし方」
「ともだちの〇〇さん」
「私の家族を紹介します」
「おすすめのお店」
「国の料理の作り方」
「私がもっと勉強したいこと」など


4.SNSに投稿する。コメントを書く。メッセージを送る。

SNS(LINEやFacebook、Twitterなど)で日本語でメッセージを送ったことはありますか? SNSやメッセージアプリで日本語を使うと、日本語を書く力をアップすることができます。でも、SNSで注意することは「それを読む人がいる」ということです。


メッセージを読む相手が嫌な気持ちにならないように、相手のことを考えてメッセージを送りましょう。SNSで投稿(Post)する時や、コメントを書く時も同じです。


そして、SNSやメッセージアプリでの日本語は「書き言葉」よりも「話し言葉」を使うことが多いです。進学や就職で使う日本語とは違うスタイルの言葉ですので、注意して使い分けましょう。SNSは楽しいので、上手に使って日本語の書く力をアップさせたいですね。



今回は日本語で書く力をアップする方法を4つ紹介しました。みなさんが好きな方法で、ぜひチャレンジしてみてくださいね。また次回のコラムでお会いしましょう!

この記事を書いた人

清水しほ

九州の日本語学校や大学で日本語を教えています。ゲームと漫画が大好き。 日本語を勉強している人のために地域の日本語教室を創るコーディネーターやWebライターの仕事もしています。

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