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UPDATE | 2019年01月09日

【学校選びのヒント】奨学金制度

日本で勉強する優秀な外国人留学生を支援するために、国や各種団体が奨学金制度を用意しています。自分に合った制度をうまく活用し、研究や学業に専念できる環境を整えましょう。

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●奨学金とは

奨学金とは、優秀な学生に対して、学費や生活費に充てる金銭を支援してくれる制度のことです。 実施団体はさまざまで、申し込みには年齢や分野、出身や教育修了段階などによって制限があります。奨学金の支給を受けるには選考を受ける必要があります。また、原則複数の奨学金を受給することはできません。

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●申請方法

(1)まずは自分が応募の対象になる奨学金を探しましょう。

奨学金ごとに、応募者の資格および条件が細かく指定されている場合もあります。奨学金の支給をうけてどのような分野を学ぶのかによって、支給金額や支給期間にも差があります。資料を取り寄せる、学校を通じて奨学団体に連絡をとるなどして詳しい内容を確認し、自分に適した奨学金制度を見つけてください。


(2)奨学金受給のための選考試験を受けましょう。

取り寄せた奨学金受給のための願書に必要事項を記入し、必要な書類を添えて応募してください。今通っている学校の先生を通して申し込むものと、直接奨学団体へ応募するものがあります。事前に要項や窓口などで確認しておきましょう。選考試験は書類審査のみの場合が大半ですが、面接や筆記試験を行う場合もあります。


(3)選考結果

選考の結果が奨学団体または今通っている学校の先生から通知されます。合格したら、期間内に必要な手続きを行うようにしてください。


●奨学金の種類

                    

(1)日本政府(文部科学省)の奨学金 ※国費外国人留学生

日本政府(文部科学省)から奨学金を支給される外国人留学生は「国費外国人留学生」と呼ばれます。

日本政府の奨学金制度は、専攻分野や条件に応じて7種類用意されています。それぞれ年齢制限が設けられています。


①「研究留学生」大学卒業相当でそれに関連した研究を行う学生が対象

②「教員研究留学生」学校教育に携わる大学卒業相当の学生が対象

③「学部留学生」高等学校卒業相当で学部留学生が対象

④「高等専門学校留学生」高等学校卒業相当で高等専門学校(機械・電気・建築など)留学生が対象

⑤「専修学校留学生」高等学校卒業相応で専修学校(工業・教育・家政・文化など)留学生が対象

⑥「日本語・日本文化研修留学生」大学学部在籍中で日本文化に関する専攻の留学生が対象

⑦「ヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)留学生」実務経験者やアジア諸国の行政官等が対象


応募方法は、(1)自国より外務省を通じて行う方法(大使館推薦)、(2)訪日前に新規留学希望者として日本の大学を通じて行う方法(大学推薦)、(3)日本の大学に在籍中に大学を通じて行う方法(国内採用)の3種類です。

しかし、採用のほとんどが(1)(2)の訪日前の日本国外からの応募です。研究大学生のみ(3)国内採用も用意されていますが、予算等の状況によっては募集を行わない場合があります。

金額や期間などの詳細は文部科学省の告知を確認してください。


(2)日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金「留学生受け入れ促進プログラム」は、日本の大学院(研究生含む)、大学・短期大学(留学生別科含む)、高等専門学校(3年以上)などに入学するための日本語教育機関および準備教育課程に在籍する「私費外国人留学生」が対象です。

分野や出身、年齢の制限はありませんが、在籍する学校からの推薦や、仕送りの月額の制限などがあります。最高支給金額は月額48,000円で、支給期間は1年間です。来日後に日本国内から応募する奨学金ですが、前でも日本留学試験(EJU)で優秀な成績を修めた人に対して奨学金支給を予約する制度も実施されています。

応募を希望する場合は、日本留学試験(EJU)の願書の所定の欄に〇印を記入しましょう。成績優秀者の中から奨学金給付対象者が選考され、予約者として決定した人に「文部科学省外国人留学生学習奨励費給付予約決定通知書」が送付されます。ウェブサイトにも日本留学試験(EJU)受験番号が掲載されます。期間内に対象となる日本の学校を受験・合格し、インターネットから入学先をJASSOに報告しましょう。その後入学先の学校へ予約決定通知書と入学届を提出すれば、学校を経由して奨学金が振り込まれます。

そのほか、大学間交流協定等による外国人留学生の8日以上1年以内と比較的短期の留学を対象にしている「協定受入奨学金」の制度も用意されています。

詳しい内容は日本学生支援機構(JASSO)の奨学金情報を確認してください。


(3)学校の奨学金

受験先の学校または在籍中の学校が独自の奨学金制度を用意している場合があります。

入学前に決定する奨学金の多くは、受験時に日本留学試験(EJU)や学校独自の試験内容において成績が特に優秀な学生が受給者に採用されます。助成内容も定額制や授業料の一部または全部など、学校によって用意している制度はさまざまです。厳密にいえば奨学金とは別制度ですが、成績優秀者に対して授業料免除や減免制度を設けている学校もあります。受験する学校を選定する際には調べておくといいでしょう。

入学後にも意欲的に勉学に励んでいる学生に対して支援を行うことを目的とした奨学金を用意している学校もあります。公募制でない場合も多く、その場合は成績優秀者が受給者として指名されます。また、留学生活上経済的な援助が必要となった場合の救済措置としての援助金を用意している場合もあります。いずれにせよ学業及び素行ともに優れている人物が選ばれるため、給付を希望する場合は勉学に励みよりよい留学生としての生活を送りましょう。


(4)地域・民間の奨学金

地方自治体とそれに関連する国際交流団体や、民間の団体が実施している外国人留学生向けの奨学金制度もあります。出身や年齢、専攻分野などに加え、現在の住居地や在籍校など独自の条件が設定されています。訪日後に日本国内から応募する場合がほとんどです。日本での生活が落ち着いたらその地域などの奨学金を調べてみるのもいいでしょう。


奨学金は、将来有望で優秀かつ、経済的な援助が必要な学生を支援する制度です。

奨学金を受給できれば学費や生活費、旅費などの一部に使うことができますが、留学に必要な費用をすべて負担してくれるわけではありません。奨学金をむやみにあてにせず無理のない留学資金計画を立てつつ制度を活用し、充実した日本留学生活を送ってください。


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