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UPDATE | 2022年06月01日

日本語能力試験に合格するには? 試験の前と試験の日に「できること」

日本語能力試験(JLPT)は、日本では1年に2回、7月と12月に試験があります。試験のレベルは、難しいほうから順番にN1からN5まで5レベルあります。 試験を受ける留学生は、みんな「読解」が一番難しいと言います。長い文をたくさん読まなければならないからです。そして、「聴解」が難しいという人もいます。リスニングが苦手な人も多いからです。みなさんの中には「文字語彙(漢字と言葉)」が覚えられない、という人もいるかもしれません。このコラムでは、文字語彙(漢字と言葉)の勉強の仕方、試験の前や試験の時に「読解」や「聴解」をどのようにやればいいかをアドバイスします。

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文字語彙(ことばと漢字)は例文を3つ見る or 例文を作る

漢字や言葉(語彙)を1つずつ覚えるより、例文をたくさん見たり作ったりしたほうがいいです。1つの漢字や言葉を覚えたい時は、3つ以上の少し長い例文を見ましょう。


例文を3つ以上覚えると、「読解」や「聴解」の試験でも役に立つ

日本語能力試験は、文で問題が出ます。文に慣れると、試験で速く文が読めるようになります。文が速く読めると、問題の答えが早くわかるようになります。


そこで、自分で例文を作って、日本語がわかる人にチェックしてもらうのがおすすめです。例えば、N3の言葉の「早め」は、下のような例文が作れます。


・今日は早めに帰れるかなあ。

早めに準備しておいたほうがいいですよ。

・お申し込みは、お早めに。

早めの時間のほうが、助かるんですが。


「教科書の例文+自分の例文+友だちの例文」で3つの例文を見る


新しい漢字や言葉を覚えるのが難しい時は、例文をノートに書いたり、スマホのアプリに入力したりして、何回も文を見るようにしましょう。音声アプリで例文を音で聴いてもいいです。覚えやすい方法で例文をたくさん覚えてください。そして、友だちと一緒に例文を作れば「教科書の例文+自分の例文+友だちの例文」で3種類の例文を見ることができます。


でも、日本語能力試験の1週間前になったら、新しい漢字や言葉は覚えないほうがいいです。試験の1週間前からは復習の時間にしてください。いっしょうけんめい勉強した言葉を忘れるのは、とてももったいないです。勉強で使った本やアプリをもう一度確認して、試験の時まで忘れないようにしましょう。


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読解では「時間の使い方」、聴解では「集中力」が大切

日本語能力試験の「読解」と「聴解」は、問題がたくさんあって大変ですよね。実は「読解」と「聴解」が難しい理由の1つは「問題がたくさんあること」なんです。当たり前ですが、問題がたくさんあると試験中に疲れてしまいます。どうすればいいでしょうか。


読解は「最初→最後」の順番で点数が高くなっていく


「読解」の問題は最初のページは問題が短い文で、先に進むと文が長くなっていきます。そして、最初のページが一番点数が低くて、最後のページの問題が一番点数が高いです。


ですから、読解の試験の時は「最後のページの『お知らせ文』の問題」からやると、まだ疲れていない時に点数が高い問題を解くことができます。この方法は、2回以上試験を受けたことがある人(2回以上、練習の試験をやったことがある人も)に特におすすめです。
そして、試験の時に「この文はわかりにくい」と思ったら、その問題は後でやりましょう。まずは「わかりやすい文」の問題から解いてみましょう。


ここで1つ注意があります。上の方法はマークするところをまちがえやすいです。問題の答えがわかっても、マークをまちがえると点数はもらえません。気をつけてマークしましょう。


聴解は「前の日によく寝ること」が一番大切?


日本語能力試験の2~3日前から、アルバイトのスケジュールなどを調整して「よく寝る」ようにしてください。実は、日本語能力試験を受験した先輩には「試験の前の日は夜遅くまでアルバイトをしていました。聴解の時間は眠くて、問題がよく聞こえませんでした」という人がたくさんいます。試験の日まで一生懸命勉強したのに、これはとても残念です。


聴解の問題は1回しか聴くことができませんから、試験の日に眠くならないように、2~3日前からよく寝るようにしてください。聴解の試験は長いですから、とても疲れます。試験の日の体の調子が、試験の結果を決めます。試験は1年に2回だけですから、試験の日までに体のつかれをとって、勉強したことを思い出して頑張ってください。


さいごに:試験は60%正解できれば大丈夫です!

日本語能力試験は180点満点のテストですが、180点をとらなければならないテストではありません。N1からN5まで、どのレベルでも40%まちがえても合格できます。

日本語能力試験の勉強をしている時、覚えられない言葉や漢字、まちがえてしまう文法、理解できない読解・聴解問題があるかもしれません。でも、あきらめないでください。40%はまちがえても大丈夫なんです。できる問題を1つずつ増やしていけば、合格できます。


日本語の勉強をがんばるみなさんを、いつも応援しています!

この記事を書いた人

清水しほ

九州の日本語学校や大学で日本語を教えています。ゲームと漫画が大好き。 日本語を勉強している人のために地域の日本語教室を創るコーディネーターやWebライターの仕事もしています。

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