Japan Guide & Information Japan Guide & Information

UPDATE | 2019年01月18日

【試験】日本留学試験(EJU)

日本留学試験(EJU)は、日本学生支援機構(JASSO)が実施している、日本の学校への留学を希望する人の日本語力と基礎学力(理科・総合科目・数学)を測る試験です。 日本の学校の多くが、外国人留学生のみなさんの入学試験に日本留学試験(EJU)を利用しています。そのほか入学後の授業理解に必要な日本語能力の目安や、奨学金給付の選定などにも利用されます。

  • Share
    this
  • facebook
  • twitter
  • LINE

●日本留学試験(EJU)利用校

日本の大学の過半数が入学試験に日本留学試験(EJU)の成績を利用しています。

国立大学においてはほぼ全ての学校が利用しており、専門学校でも日本語力の審査のために日本留学試験(EJU)または日本語能力試験(JLPT)の成績を参考にすることがほとんどです。


日本留学試験(EJU)利用校数 (2018年8月現在)

                                       
  国立公立 私立 合計
大学 79 54 317 450
短期大学 - 9 82 91
大学院 6 13 47 66
高等専門学校 51 0 0 51
専門学校 0 2 143 145
※日本学生支援機構(JASSO)調べ

[PR]

●出題科目

日本語・総合科目・数学・理科の4科目のうちから、1科目から3科目まで選択して受験します。総合科目と理科を同時に選択することはできません。学校や学部、コースによって入学試験に利用する科目が異なるので、希望する学校が指定している科目をあらかじめ確認し、受験しておきましょう。

        
試験科目 出題言語
日本語 日本語
基礎学力 総合科目 日本語
または
英語
(選択)
数学
理科

日本語

日本の大学等での勉強に対応できる日本語力(アカデミック・ジャパニーズ)を測定します。


総合科目

文系の基礎的な学力を測定します。


数学

数学の基礎的な学力を測定します。

文系学部や数学をあまり必要としない理系学部用の「コース1」、または数学を高度に必要とする学部用の「コース2」のどちらかを選択します。


理科

理系学部での勉学に必要な理科(物理・化学・生物)の基礎的な学力を測定します。

物理、化学、生物の3教科のうち2教科を選択して受験します。


※高等教育機関での学びはおおまかに文系と理系に分別されています。総合的な分野や現在の社会に合わせた新しい学問においては文系・理系の枠をこえた学びが必要とされます。日本留学試験(EJU)の受験の際には、進学を希望する学校が指定している科目を確認して選択しましょう。


文系:法学部や社会学部、国際関係学部など、主に人間の活動を研究の対象とする学問の系統

理系:工学部や理学部、医歯薬学部など、主に自然界を研究の対象とする学問の系統


●出題内容

日本語

「記述」「読解」「聴解・聴読解」の3つの領域から構成されています。時間と配点は、「記述」30分(50点)、「読解」40分(200点)と「聴解・聴読解」55分(200点)は合わせて400点満点となっています。

記述問題は、複数のテーマのうちどちらか1つを選んで、指定の文字数で回答します。読解、聴解・聴読解の問題はすべてマークシート方式です。

読解問題は、日本語で文章問題と選択肢が記載されています。聴読解問題は、問題冊子に書かれていることを見ながら、音声で流れる問題に解答します。聴解は、問題も選択肢もすべて音声で流れます。


基礎学力

各科目80分(200点満点)で、出題範囲は日本の高等学校の学習指導要領に準じた内容となっています。

「総合科目」は公民・地理・歴史を合わせたものです。「数学」はコース1(基本,Basic)またはコース2(上級,Advanced)のどちらかを選択し、「理科」は物理・科学・生物の3科目の中から2科目を選択して解答します。

日本語の試験以外は、受験する言語を日本語と英語から選ぶことができます。しかし学校によっては、日本語での受験しか出願の条件として認めていない場合もあるので、希望する学校の試験要項をあらかじめ確認しておきましょう。

日本留学試験(EJU)の公式ウェブサイトで2010年の試験問題が公開されています。その他、過去に出題された試験問題は、日本国内の主要な書店で購入することができます。あらかじめ確認し、入念な試験対策をしておきましょう。


●実施時期

毎年2回実施されており、第1回は6月、第2回は11月に試験が行われます。

                                       
  第1回第2回
出願 2~3月 7月
受験票受取 5月 10月
試験日 6月 11月
成績通知書受取 7月 12月

出願

オンライン出願と郵送出願の2種類から選択できます。試験日よりも3か月以上前に出願期間が設定されています。忘れずに出願し、受験料の支払いをしましょう。実施地により、選択できる出願方法や受験料が異なるので注意してください。


受験票受取

出願方法に関わらず、簡易書留郵便で申込をした住所に受験票が送られてきます。配達員の人から直接受け取りましょう。


成績通知書受取

出願方法に関わらず、簡易書留郵便で申込をした住所に成績通知書が送られてきます。出願をオンラインで行った場合は、オンラインでの成績照会ができます。志望校選択の参考にしましょう。

EJUを入学試験に利用している学校に出願すると、JASSOから直接学校に成績が提供されます。


実施会場や年度によって各日程は異なります。必ず実施要項を確認しましょう。出願~試験~成績通知書を受け取れるまでは5カ月程度かかります。希望する学校の試験に間に合うかどうか、入念にスケジュールを確認しておきましょう。


●実施地

日本国内の16都市と日本国外の17都市で実施されています。(2018年9月現在)


〈国内〉

北海道、宮城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県(または広島県)、福岡県、沖縄県


〈国外〉

インド(ニューデリー)、インドネシア(ジャカルタ・スラバヤ)、韓国(ソウル・プサン)、シンガポール、スリランカ(コロンボ)、タイ(バンコク)、台湾(台北)、フィリピン(マニラ)、ベトナム(ハノイ・ホーチミン)、香港、マレーシア(クアラルンプール)、ミャンマー(ヤンゴン)、モンゴル(ウランバートル)、ロシア(ウラジオストク)



●試験費用

平成30年度(2018年度)の受験料は以下の通りです。必ず最新の実施要項を確認し、実施機関へ問い合わせましょう


〈国内〉

(1科目のみ)7,560円(税込)/(2科目以上)14,040円(税込)


〈国外〉

・インド 800 ルピー

・インドネシア 50,000 ルピア

・韓国 (1科目のみ) 40,000 ウォン/(2科目以上) 65,000 ウォン

・シンガポール 36 シンガポールドル

・スリランカ 1,000 スリランカルピー

・タイ 350 バーツ

・台湾 (1科目のみ) 1,200 台湾ドル/(2科目以上) 1,600 台湾ドル

・フィリピン 250 ペソ

・ベトナム 130,000 ドン

・香港 (1科目のみ) 450 香港ドル/(2科目以上) 850 香港ドル

・マレーシア 60 リンギット

・ミャンマー 15 米ドル

・モンゴル 14,000 トゥグルグ

・ロシア 300 ルーブル



●成績の有効期間と利用方法

日本留学試験(EJU)の成績は、過去4試験分(2年間)有効です。受験回数に制限はありません。有効な成績が複数回分ある場合は、どの実施回の成績を学校に提出するのかを自分で選び、その受験番号を志望する学校に提出してください。提出した受験番号で受けた日本留学試験の成績がJASSOから志望校に提供されます。

学校により利用可能な試験の期限が異なります。過去4試験分全て利用可能な学校もあれば、過去1年間の成績のみ受付可能な学校などもあるため、志望校に必ず確認しましょう。


●渡日前入学許可

学校によっては、日本留学試験(EJU)を利用した「渡日前入学許可制度」を実施している場合があります。この制度は、日本に来る前に住んでいる国・地域から出願し合否を受け取ることができるものです。自国で日本留学試験(EJU)を受験し、その成績と高等学校の成績等の書類審査で合否が決定するため、入学するまでの間一度も訪日する必要はありません。一部の学校では書類審査以外に学校独自の試験を現地で実施しています。

日本留学試験(EJU)を利用した渡日前入学許可を実施している学校はJASSO公式ホームページに掲載されています。また、一部の学校の渡日前入学許可の合格目安点を公表しています。日本留学試験の合格目安点はあくまで一つの目安のため、詳細は各学校にお問い合わせください


●留学生受入れ促進プログラムの予約制度(日本留学試験成績優秀者)

日本留学試験(EJU)の出願時に奨学金の予約申し込みができるもので、日本留学試験(EJU)で優秀な成績を修め、日本の大学学部・短期大学・高等専門学校(第3学年以上)又は専修学校専門課程に正規生として新規に入学予定である私費外国人留学生を対象とした制度です。

本制度により奨学金の給付の予約決定を受けた学生は、指定された期間内に大学学部、短期大学、高等専門学校(第3学年以上)または専修 学校専門課程に正規生として入学し、入学した学校を通じて所定の手続きを行うことで、学習奨励費を受給することができます。


日本留学試験(EJU)の受験は、外国人学生の皆さんが日本の学校を受験するにあたってとても重要な試験です。複数回受験すれば、期間内の成績の中から一番よいと思われるものを選ぶことができます。1回目より2回目の方が良い得点をとれるよう、日々努力しましょう。また、あらかじめ自分の点数を知っていれば志望校選びの参考にもなります。余裕があれば、ぜひ前もって受験しておきましょう。


■この記事を読んだ人におすすめ

【学校選びのヒント】奨学金制度

【試験】日本語能力試験(JLPT)

  • Share
    this
  • facebook
  • twitter
  • LINE
×

[PR]

Recommended articles Recommended articles

2019年03月05日

【学校選びのヒント】あなたが今すぐに「学校検索」を始めなければならない3つの理由

日本が好きだから日本留学をしたいけれど、どのような勉強や学校にするかはまだ調べていない。という外国人留学生のみなさん。学校検索は、今すぐに始めましょう。ここでは、「あなたが今すぐに学校検索を始めなければならない3つの理由」についてお知らせします。

2019年01月16日

【学校選びのヒント】学校選びのポイント

将来の夢を叶えるためには、あなたにぴったりの学校を選ぶ必要があります。ここでは、外国人留学生のみなさんが日本の学校を選ぶときに役立つ「3つのポイント」を紹介します。

2019年01月16日

【学校選びのヒント】学校情報の集め方

よりよい進学をするためには、自分に合った学校選びや受験のために必要な情報収集が大変重要です。ここでは進学についての情報を得るための方法を紹介します。今通っている学校の先生に相談するだけでなく、自ら積極的に情報を収集しましょう。

2019年01月09日

【学校選びのヒント】奨学金制度

日本で勉強する優秀な外国人留学生を支援するために、国や各種団体が奨学金制度を用意しています。自分に合った制度をうまく活用し、研究や学業に専念できる環境を整えましょう。

[PR]