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UPDATE | 2019年01月11日

【試験】日本語能力試験(JLPT)

日本語能力試験(JLPT)は、日本国際教育支援協会(JEES)と国際交流基金が共同で実施している、日本語を母語としない人の日本語能力を測定、認定する試験です。

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日本語能力試験(JLPT)は、日本の学校、主に専門学校での入学試験や、渡日前の日本語能力の確認に利用されます。また、進路の相談や就職、資格取得などの際に、どの程度日本語の能力があるかの目安として用いられることが多い試験です。


●評価基準

日本語能力試験(JLPT)には5つのレベルがあります。N1が最も難しく、N5が最も易しいレベルです。

                

N1

幅広い場面で使われる日本語を理解することができる


N2

日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる


N3

日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる


N4

基本的な日本語を理解することができる


N5

基本的な日本語をある程度理解することができる


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●出題内容

解答はすべてマークシート方式で行われます。N1からN5までのすべてのレベルで試験内容が異なるため、どのレベルを受験するのかは公式ホームページの練習問題や今通っている学校の先生の意見を参考にして慎重に決めてください。

                                           
レベル 試験科目
N1 言語知識(文字・語彙・文法)/読解(110分) 聴解
(60分)
N2 言語知識(文字・語彙・文法)/読解(105分) 聴解
(50分)
N3 言語知識(文字・語彙)(30分)/言語知識(文法)/読解(70分)聴解
(40分)
N4 言語知識(文字・語彙)(30分)/言語知識(文法)/読解(60分) 聴解
(35分)
N5 言語知識(文字・語彙)(25分)/言語知識(文法)/読解(50分) 聴解
(30分)

日本語能力試験(JLPT)では、総合得点とそれぞれの試験科目での基準点の二つで合否判定を行います。

N1からN5まで、レベルごとに合格点と基準点が設けられていて、日本語能力試験(JLPT)の各レベルに合格するには、総合得点が合格点以上であることと、言語知識・読解・聴解のそれぞれの科目の得点が基準点以上であることのどちらも必要です。

どれだけ総合得点が高くても、基準点を超えない科目が1つでもあれば不合格になります。言語知識・読解・聴解のどれかが苦手分野にならないよう、しっかり対策を立てましょう。

●実施時期

毎年2回実施されており、第1回は7月、第2回は12月に試験が行われます。

                                                            
  第1回第2回
出題 3月下旬~4月下旬 8月下旬~9月下旬
受験票受取 6月11月
試験日 7月12月
成績通知書受取 9月1~2月

注意事項

※受験の申し込みは、日本国際教育支援協会のウェブサイトから「MyJLPT」の登録・申し込みを行い受験料を支払う方法と、書店等で入手する受験案内(願書)に必要事項を記入・受験料を支払い、受付センターに郵送する方法があります。

※ウェブサイトで申し込みをした場合、受験票や成績通知書は「MyJLPT」の画面で確認することができます。郵送で申込をした場合は、登録した住所に受験票が送られてきます。成績通知書を郵送する場合には、別途費用がかかります。


実施会場や年度によって各日程は異なります。必ず実施要項を確認しましょう。出願から成績を受け取れるまで5カ月程度かかります。希望する学校の試験に間に合うかどうか、入念にスケジュールを確認しておきましょう。

 

●実施地

日本国内のすべての都道府県に加え、第1回は40の国・地域、135都市(2018年実績)で、第2回は76の国・地域、226都市(2017年実績)で実施されています。国・地域によっては第1回、第2回の試験のみ行う場合があります。詳細については各国・地域の実施機関に問い合わせましょう


2018年の実施予定都市は以下の通りです(2018年10月時点)。


〈国内〉

47都道府県


〈国外〉

東アジア(韓国、中国、モンゴル、台湾)

東南アジア(インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス)

南アジア(インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、モルディヴ)

大洋州(オーストラリア、ニュージーランド、マーシャル諸島)

北米(カナダ、アメリカ)

中南米(コスタリカ、メキシコ、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、コロンビア、チリ、トリニダード・トバゴ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア)

西欧(アイルランド、イタリア、イギリス、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル)

東欧(アゼルバイジャン、アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、ジョージア、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、ハンガリー、ブルガリア、ベラルーシ、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニア、ロシア)

中東(イスラエル、イラン、トルコ)

北アフリカ(アルジェリア、エジプト、スーダン、モロッコ)

アフリカ(ケニア、コートジボワール、マダガスカル、南アフリカ)

●試験費用

受験料は国内一律5,500円(税込)です。(2018年9月現在)

海外での受験料については各国・地域の実施機関へ問い合わせてください。

●成績の有効期間と利用方法

日本語能力試験(JLPT)の認定に有効期限はありません。過去の試験結果も無効にはなりませんが、学校により利用可能な試験の期限を設けている場合があるため、試験要項などで有効期限を個別に確認してください。成績証明書の発行は、受験した場所によって申し込み先が異なります。日本国内で受験した人はウェブサイトで登録した「MyJLPT」の画面か、郵送のいずれかで申し込みができます。成績証明書の発行手数料として、1部につき郵便定額小為替証書1,000円が必要です。また、海外に送付する場合は、1部につき国際郵便為替1,000円に加え、国際スピード便(EMS)料金として1,000円の国際郵便為替が必要です。

海外で受験した人は、受験地の実施期間か国際交流基金に問い合わせてください。


成績証明書の発行、配達には時間がかかります。学校への提出期限などを考慮し、スケジュールに余裕をもって申し込みましょう。


●高度人材ポイント制への加算

日本では2012年より、日本の市場を専門的・技術的に革新・発展させることが期待できる外国人材を「高度外国人材」とし、受け入れを促進しています。

研究成果や資格の有無などさまざまな能力項目をポイント化し、合計70点を超えると高度外国人材と認定され、出入国管理上の優遇措置が受けられます。日本語能力試験(JLPT)もこの項目に該当し、N1の合格者は15ポイント、N2の合格者は10ポイント加算されます。

●その他の試験への利用

日本以外の国で取得した医師などの免許保持者が、日本で医師などの国家試験を受験するためには、日本語能力試験(JLPT)N1の認定が必要です。

日本語能力試験(JLPT)N1の認定が受験資格になっているほかの国家試験は下記のとおりです。


歯科医師、看護師、薬剤師、保健師、助産師、診療放射線技師、歯科衛生士、歯科技工士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、臨床工学技士、義肢装具士、救命救急士、言語聴覚士、獣医師


詳しくは厚生労働省のウェブサイトで確認してください。

また、准看護師の試験や、EPA(経済連携協定)に基づいた看護師・介護福祉士の来日候補者選定についてもN1の認定が同様に必要です。


日本語能力試験(JLPT)は、日本の高等教育機関を受験するためだけでなく、卒業後の日本で生活していくうえでも重要になる可能性が高い試験です。試験は年に2回しか実施しないため、どのレベルの試験を受けるのかが大切です。


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