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UPDATE | 2020年07月07日

やる気の出ないときに役立つ「時間管理術」って?

新型コロナの影響で、7月の日本語能力試験(JLPT)も中止になり、不安な人も多いと思います。でも、大学・大学院・専門学校の受験や次回のJLPT合格、そしてより充実した日本での生活ができるように、日本語の勉強は続けていかなければなりません。集中力を保ち続けるために、上手な時間管理のやり方を知っておきましょう。

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●勉強でやる気が出ないときの対処法は「25分集中した後、5分休憩」

1980年代、一人のイタリア人がある時間管理術を考えました。それは「25分集中して仕事や勉強をしたら、5分休む」というものでした。ポモドーロテクニックと名前がつけられて、今は世界中の人が仕事や勉強で良い結果を出すために実践している方法です。


25分集中→5分休憩を4回繰り返すと、だんだん疲れてくるので、その後25分集中したら1回だけ20分程度休みます。そしてまた、25分集中→5分休憩を繰り返します。

勉強をしているのにやる気が出ないときや、集中力を保って何かに取り組みたいとき、「25分間だけは集中しよう」と思えば頑張れそうな気がしてきませんか?


これは勉強や仕事をしているときの集中力を上げながら、疲れを感じさせないように作られた時間管理術です。台所で使っているタイマーで時間を区切るのも良いですが、今はポモドーロテクニックのためのアプリもあるので、後で紹介します。


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●集中力を高める「ポモドーロテクニック」を実際にやってみると...

家で書く仕事をすることが多いので、私も試してみました。


休んでいる間も、「仕事をしなければならないのに...」と休んでいる自分が悪いと思い、心が全然休まらないまま、また仕事に戻る、ということを繰り返していました。


ポモドーロテクニックを知って始めようと思ったとき、「BEAR FOCUS TIMER」というスマートフォンのアプリを友達にすすめられました。ダウンロードしてアプリを開くと、画面全体がかわいいクマのイラストになり、中心に時間を表す「25:00」という数字が表れました。


スマートフォンの画面を下にするだけで、25分のタイマーがセットされて始まります。25分経つとスマートフォンから音が鳴って、終わったことを教えてくれます。


そこから休憩を始めて5分経つとまたタイマーが鳴り、画面を下にして置くと25分のタイマーがまた始まります。


「25分仕事して5分休憩は短すぎないかな」と思っていましたが、やってみると、25分すれば休めると思うといつもより集中できて、5分の休み時間は「今は休まなければならない。これも仕事だ」と思い、休憩時間はストレスを感じずに、心もゆっくりすることができました。


●集中して勉強をするためにはアプリを使うのがおすすめ

昔はスマートフォンがなかったので、みんな台所のタイマーを使っていました。しかし今は「ポモドーロテクニック」で調べると、たくさんの無料アプリ、有料アプリが出てきます。


無料であれば「Focus To-Do」はポモドーロテクニックだけではなく、その日にしなければならないことも「To do リスト」で整理できます。

また、私の使っている「BEAR FOCUS TIMER」はダウンロードするときに250円必要ですが、25分の集中している時間が終わるたびにかわいいイラストがもらえて、集中する時間、休む時間なども自分の好きなように変えることができます。


いろいろなアプリから自分に合いそうなものを調べて使い始めてみましょう。アプリに出てくる残りの時間を見ながら、「あと〇分頑張れば休める」と思うと、日本語の勉強をするときの集中力が上がります。

参考文献:

「Focus To-Do」(提供元:Pomodoro Timer & To Do List - SuperElement Soft)

「BEAR FOCUS TIMER」(提供元:IDEAMP Co.,Ltd.)

この記事を書いた人

若林理央

読書が好きなフリーライター。大阪で生まれ育ち2010年に上京。取材記事や書評、コラムを執筆。現在は文筆業のかたわら、都内の日本語学校で外国人に日本語を教えている。

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