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UPDATE | 2022年05月01日

北海道の大自然とグルメを楽しもう!

北海道と言えば、まっさきにイメージするのは「雪」ではないでしょうか。もちろん、冬の北海道も魅力たっぷりですが、他の季節に訪れても十分楽しめます。特に夏は涼しくて過ごしやすいので訪れる人が多いです。今回は北海道の地理や気候とともに、おすすめ観光都市や観光スポットもご紹介します。

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北海道ってどこにあるの? どんなところ?

「北(きた)」の「海(うみ)」の「道(みち)」というだけあって、北海道は日本の最北端にあります。

面積は約8万3,457平方キロで、東京都の約38倍です。日本の都道府県の中で一番広く、日本全体の約22%を占めています。逆に、人口密度(じんこうみつど)は一番少なく、1平方キロあたり66人です。(東京都は1平方キロあたり5,996人なので、北海道の約91倍です。)


北海道の地図

北海道の中央部には東西約15キロ、南北10キロほどの大雪山(たいせつざん)と呼ばれる山岳地帯(さんがくちたい)があり、高さ約2,000メートル級の山が連なることから、「北海道の屋根」と呼ばれています。

洞爺湖(とうやこ)、支笏湖(しこつこ)、阿寒湖(あかんこ)など、大昔に火山が噴火した後、火口に水が溜まって湖になったカルデラ湖が有名です。

北海道の面積の約7割は森林で、国立公園や道立自然公園など自然保護の対象となっているエリアが36か所あります。


豊かな大自然が魅力で、自然が作り出した絶景を見たり、ハイキングやトレッキング、キャンプなど屋外での活動を楽しむために日本全国、また世界各国から多くの観光客が訪れます。

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北海道の気候は?

北海道のほぼ全域が亜寒帯気候に属するため、年間を通じて気温は低く、最大都市の札幌(さっぽろ)の平均気温は約8.9度です。

梅雨や台風の影響が少なく、約半年間は雪の季節です。 一番寒い都市ではマイナス30度に達することもあるので、寒さに慣れていない人には厳しそうですね。逆に夏は湿気が少なく乾燥しているので過ごしやすいです。

このような北海道の気候に適した多種多様な高山植物が、6月から8月にかけて綺麗に咲きます。中でも有名なのは7月に見頃を迎える富良野(ふらの)のラベンダー畑や北竜町(ほくりゅうちょう)のひまわり畑です。


富良野のラベンダー畑

北海道はおいしいものがいっぱい!

日本海と太平洋、そしてオホーツク海に囲まれている北海道は、どのエリアを訪れても新鮮な海鮮を味わえるのが魅力です。カニやイクラなどの高級食品が気軽に食べられるチェーン店も多く、豪華な海鮮丼やお寿司がリーズナブルな価格で味わえます。市場に行けば、自分で具を選べるオリジナル海鮮丼やボリュームたっぷりの焼き魚定食なども楽しめます。


海鮮丼

また、北海道のグルメといえば「ラーメン」も外せません。定番の味噌ラーメンだけではなく、味噌バターラーメン、味噌バターコーンラーメンなどの進化系ラーメンもおすすめです。


味噌ラーメン

私が大好きなのは、札幌が発祥と言われている「スープカレー」です。さらさらとしたスープ状のカレーにお肉や野菜がたっぷり入った料理です。私が住んでいる関西にもチェーン店があるのですが、やはり本場で食べる味が一番ですね。


スープカレー

それから、北海道だけでしか味わえない料理といえば「ジンギスカン」です。マトンやラムなどの羊肉を鉄板で焼く料理で、北海道では家庭料理として昔から人気があります。ジンギスカン専門店もたくさんあり、地元の人達でにぎわっています。

そして、北海道スイーツに欠かせないものといえば、北海道の牧場の豊かな環境で育てられた牛のミルクです。とれたての新鮮なミルクはそのまま飲んでもおいしいし、ソフトクリームやヨーグルト、バター製品やチーズケーキなども絶品です。

お土産の種類がとてもたくさんあるので、つい買いすぎてしまう人が多いのも納得です。

北海道の人気観光スポット

では最後に、北海道の人気観光スポットを紹介します。


■札幌

札幌

まずは、最大都市である「札幌」にある時計台。130年以上の歴史がある国指定重要文化財(くにしていじゅうようぶんかざい)です。北海道開拓の指導者を育成する目的で1876年(明治9年)に札幌農学校が開校し、時計台はクラーク博士の提言で1878年(明治11年)に建設されました。

クラーク博士は北海道に高度な学問や技術をもたらした専門家として北海道の人達に語り継がれています。時計台の内部も見学可能で、同じ型の時計展示や時計台の歴史を様々な角度から知ることができます。


同じく札幌市内にある「サッポロビール博物館」も人気があります。日本で唯一のビール博物館で、レトロな建物の外観や内装も見どころです。

また、ホッキョクグマやエゾシカなど北海道だけでしか見られない動物がたくさんいる「丸山動物園」も必見です。

日本三大夜景にも選ばれている「藻岩山(もいわやま)」からは、札幌の夜景が一望できます。言葉では表せないほど美しいので、ぜひ大切な人と訪れてみてくださいね。


■函館

函館

夜景といえば、北海道の南端にある「函館(はこだて)」も人気があります。東北地方から新幹線でアクセスしやすいので、東北に来たついでに足を延ばして訪れる方が多いようです。


■ニセコ

ニセコ

近年海外観光客に人気急上昇中なのが「ニセコ」です。交通アクセスはあまり便利ではありませんが、毎年世界中からスキーヤーやスノーボーダー達がパウダースノーを求めてニセコに集まります。温泉つきの宿泊施設も揃っているので長期宿泊者も多いそうです。また、夏にはひまわり畑や川下りなども楽しめるので避暑地として人気を集めています。


■その他

もし車が運転できるなら、レンタカーを借りて南から北まで北海道をぐるっと一周するのもおすすめです。国立公園に立ち寄ったり、湖の周りをドライブしたり、運がよければドライブ中にキタキツネを見ることができるかもしれません。



いかがでしたか? 北海道に行きたくなりましたか? みなさんに北海道の魅力を感じてもらえたら嬉しいです。

LCCなどを利用すれば東京や大阪などの主要都市から北海道まで安い料金で行くことができます。日本を訪れる際には、大自然の魅力がたっぷり詰まった北海道をぜひ訪れてみてくださいね。

この記事を書いた人

阪口裕子

大阪出身のフリーランス日本語教師兼ローカルガイド。2020年に京都の魅力にハマり、2021年に移住。現在はプライベートレッスンをメインに日本語を教える傍らライティングや中日翻訳校正、オンライン体験などを企画運営している。

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