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UPDATE | 2023年12月25日

【写顔真、学歴・職歴、自己PR、志望動機など】日本の履歴書の特徴と書き方

求職者は、様々な背景、強み、知識と志望を持っています。その特徴を生かして様々な就職先に応募しますが、どんな企業・団体でも一般的な選考には「履歴書」が求められます。 日本の企業・団体に応募したい場合は、日本様式の履歴書を提出しなければならない可能性が高いです。日本の履歴書を書いたことのない方、また自分の履歴書を改善したい方のためにこの記事を書きました。履歴書に関する迷いなどがありましたら、ぜひご確認ください!

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1.日本の履歴書の特徴

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履歴書は、国によって色々な特徴があります。例えば、欧米の履歴書だと、生年月日・年齢は書かない項目になりますが、日本の場合は必須項目です。また、ある国には顔写真を付けないのは基本でありながら、日本は顔写真が要求され、その上、写真の撮り方にはルールやマナーがあります。

履歴書のフォーマットが自由な国もありますが、日本では履歴書のフォーマットが大体同じです。また多くの大学には学校指定の履歴書がありますので、在学される学校のホームページを確認、またはキャリアセンターへの問い合わせをおすすめします。 もし在学される学校に指定フォーマットがない場合は、手書き用の履歴書がコンビニや文具店で買うことができますし、パソコン用のデジタルフォーマットもネットで検索しダウンロードできます。

アクセス日本留学でも留学生向けのオリジナルフォーマットを用意しておりますので、ご自由にダウンロードして使ってください!

まだ職務経験のない新卒学生の方は、応募先から特別指示がなければ、基本的に「履歴書」と「成績証明書」の提出だけで十分ですが、職務経験を持っていらっしゃる方は「職務経歴書」という書類も必要となります。(今回の記事は、履歴書の書き方に限ります。)



2.顔写真

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履歴書に貼る顔写真は、第一印象に影響を与えるので、清潔感を心掛けましょう。また、基本ルールは6ヶ月以内撮った写真を選択することです。サイズは40mm×30mmが基本です。
履歴書のための写真は、写真館または街中にある証明写真機で撮れます。
履歴書の顔写真のルールは以下の通りです。

×NG!

改善

〇良い

1. 暗い表情 自然で軽い笑顔(歯は見せない)にしましょう
2. 笑いすぎる表情
3. 私服
ジャケットを外しシャツだけ
スーツ(ジャケット・シャツ着用)にしましょう
4. 角度をつけたポーズ 正面を向きましょう
5. 派手な髪型
髪の毛が目にかかる髪型
目元が見えるきれいな髪型(長い髪はシンプルなまとめ髪)にしましょう
6. 派手なメイク 自然なメイクにしましょう
7. 印象の強すぎるメガネ コンタクトやシンプルなメガネにしましょう
8. アクセサリー(ピアス、ネックレス、ヘアアクセサリー、帽子など) アクセサリーは外しましょう


スーツの襟が折れ曲がって、ネクタイなどにゆるみあり シャツ、ネクタイなどのゆがみがないように気を付けましょう
丸い背中 ピンと背筋を張りましょう
どちらかの肩上がり 両肩を開いて鏡で確認しましょう


上記に気を付けますと、面接官に良い印象を与える写真になるはずです。

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3.基本情報

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ここからは、履歴書フォーマットの項目と記入例を見ていきましょう。

1.日付:記入日付ではなく、提出日付を書きましょう。

2.氏名:在留カードと同じく書きましょう。氏名の上にカタカナのフリガナを付けます。

3.生年月日:自分の生年月日を入れましょう。

4.国籍:基本の履歴書フォーマットには国籍というセルがありませんが、外国籍の方は追加するのをおすすめします。(アクセス日本留学のフォーマットにはあらかじめ国籍セルが入っているのでおすすめです。)

5.性別:性別は必須ではなく任意の記入です。(以前は必須項目でしたが、現在は任意記入が主流です。)

6.現住所:今住んでいるところとして自治体に登録してある住所を書きます。上にふりがなも書きましょう。

7.電話番号:連絡先となる電話番号を入力します。選考の結果などを伝えるために使われますので、間違わないように気をつけましょう。

8.メールアドレス:学校で使われているメールアドレスでも個人のメールアドレスでも大丈夫です。ただし個人アドレスを書くときは、カジュアルなフレーズが入ったものは避け、自分の名前などを使ったオフィシャルな印象のメールアドレスを使用してください。

×悪い例:
343tsrgfs44w@tmail.com, animelover1999@kahoo.com, narutodaisuki@outnook.com

〇良い例:
access.nicole@tmail.com, nicole-a@ kahoo.co.jp, nicole.ac@outnook.com



9.連絡先:追加の住所や連絡先があったら、任意で書いておきましょう。(その場合、括弧のコメント「現住所以外に~」は消して大丈夫です。)

4.学歴・職歴

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まずは学歴、その次に職歴を書きましょう。学生の方は職歴はないことが普通なので、書かなくても大丈夫です。また、新卒の場合はアルバイトの経験があったら書けます。
学歴と職歴は、欧米等の履歴書と違って、過去から順番に記入となります。

10.基本的には、一行に学歴や職歴のステージの開始または終了という表記を書きます。なお、入る機関によって"開始"と"終了"の言葉が異なります。

機関

開始

終了

学歴

高等学校、日本語学校、専門学校、大学(学部)

入学

卒業

大学院(修士課程以上)

入学

終了

職歴(アルバイト)

アルバイト先

入職

退職

職歴(契約社員、正社員など)

会社

入社

退社

病院や個人経営店

勤務

退職

銀行

入行

退職

省庁

入庁

退職

放送局

入局

退職

事務所

入所

退職

大使館

入館

退職

その他

入職

退職



11. "開始"または"終了"の年月をピンポイントで書きましょう。同じ年が繰り返しても省略はNGです。

12.学歴は、卒業した高等学校から始めましょう。

13.日本以外国の教育機関・就職先の場合は、括弧に国名を補足します。分かりやすくするために日本語に訳しましょう。日本の教育機関・就職先は省略せずに、正式名称を書きます。

14.大学は、学部と学科も書きましょう。

15.1学期以上の留学経験があったら、学歴に書きます。「語学留学」や「短期留学」は自己PR欄などで記載しましょう。

16.日本語学校は、省略をせずに、「学校法人」など法人格を含めた正式名称を書きます。

17.大学院は、研究科と専攻、また課程を含めて書きます。

18.まだ在学中の場合は「卒業見込み」(大学)や「修了見込み」(大学院)と書きます。

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19.学歴と職歴の間に一行空けましょう。(内容に合わせてフォーマットを編集してもOK)

20.「職歴」を書きます。(職歴が全くない場合は、「職歴」の下の行に「なし」と書き終了です。)

21.就職先も日本語に訳しましょう。(国際的な正式名称があったら括弧で追加します。)

22.次の行に所属事業部と職種を記入します。年月はこの行に不要です。

23.辞めることを書くときは、就職先の名称を書かなくてもいいです。最も重要なのは辞めた理由で、その理由をきちんと書きましょう。

24.アルバイトの場合は会社名・機関名のあとに「(アルバイト)」と追加します。

25.全て書き終わったら、最後の行に「現在に至る」と書きます。辞めた場合は「以上」となります。

5.免許・資格

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次に、免許・資格のセクションを記入します。

26.資格を取得した年月を書きましょう。

27.資格や試験のスコアの場合は、「取得」と書きます。試験のレベルをクリアしたら「合格」と書いても可能です。

28.母国で免許を取得した場合は括弧に国名を書きましょう。

29.免許や試験の名前は、省略せずに正式名称を書きます。(例:「TOEIC」ではなく、「TOEIC公開テスト」)

30.全て書き終わったら、最後の行に「以上」と書きます。

資格がなければ、アピールするために今勉強して目指している資格を書くのも可能です。例えば、「日本語能力試験N1 受験予定」などです。

6.自己PRなど・志望動機

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「自己PR」、「大学時代に力を注いだこと」と「志望動機」は、別々ではなく、全体的に考えながら書くのをおすすめします。
理由はいくつかありますが、主なのはスペースが限られていることです。多くの強みを持っても、全部について説得力があるように書くのは不可能ですし、履歴書を読む側の時間も大事にすべきです。自分のスキルの中から、応募する企業にとって一番役に立つ強み、または一番印象に残る強みに焦点を当ててまとめましょう。
これがうまくできれば「志望動機」を書くときに、スキルと強みを志望先で具体的にどう活かしたいか書くことに集中できます。なぜなら、「自己PR」と「大学時代に力を注いだこと」で書いた内容は「そのスキルをちゃんと持っていますよ」という根拠になるからです。

「自己PR」や「大学時代に力を注いだこと」を書くときは、具体的なエピソードを交えて書きましょう。いつ、なぜ、何をして、どうやって、どんな結果になったかを筋道立てて書ければ、説得力が上がり、履歴書の内容が印象に残ります。
例えば、自分のチームワーク力をPRしたいときに「みんなと大学で様々なプロジェクトを完成させ、良い成績を取得しました」など、ぼんやりと書いてしまったら説得力が弱く見えます。これを改善してみると、「3年生のとき(いつ)、○○授業の課題で(なぜ)xxについて発表するグループプロジェクト(何)を行いました。私は書記の役割を行い、みんなのアイデアを分かりやすくまとめ共有しました(どうやって)。グループメンバーはブレインストーミングをしてくれたアイデアを確認した上で整理した結果、発表者はグループ課題結果をスムーズに紹介でき、先生とクラスメートから『分かりやすくて面白い!」という高い評価を得られました (結果)」となります。

「志望動機」は、なぜこの企業、この職種を選んだかという理由を答えましょう。より正確に言いますと、企業は「なぜ他の会社ではなく、うちの会社なのか」を知りたがっています。「それなら他の会社でもいいだろう」と言われないほどの明確な志望動機を書くようにしましょう。そのためには、企業のホームページ、企業理念、社風などを深く調べることが必要です。

7.本人希望欄と他の情報

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31. 特別な事情で、職種や勤務地等の勤務条件がある場合だけ記入します。なければ、原則「貴社の規定に従います。」と書きます。

8.おわりに

履歴書は、応募者の第一印象に強く影響します。そのため、この記事に書いたアドバイスを考慮しながら丁寧に入力するように気を付けましょう。

その他に気をつけるべき点:
・記入漏れ、空欄の項目がないか
・2ページ以内に内容がまとまっているかどうか(履歴書は2ページ以上にしないように気を付けましょう)
・ファイル名には「履歴書_○○○○」のように「氏名」が入っているか
という点です。

履歴書の目的は、書類選考を合格し面接に進むためです。履歴書を書くときには「この方に会いたい!」という印象を持たせるように頑張りましょう!

この記事を書いた人

カンダジェンカ アレーナ

(株)アクセスネクステージ 外国人進路支援事業部の社員。ベラルーシ出身。2021年6月に来日し、2023年3月までお茶の水女子大学で国費研究留学生プログラムに参加。趣味はPCゲーム、絵描き、国際交流。

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