そのほかに知っておきたい言葉
そのほか、家を借りる手続きによく出てくる言葉で知っておきたいものを紹介します。
共益費・管理費
家賃とは別に毎月支払う費用で、共用スペース(階段や廊下、エレベーター、ゴミ捨て場など)の管理や維持に使われます。
仲介手数料
家を借りるときに、オーナーとの間に入って手続きを進めてくれた不動産業者に支払います。家賃の1か月分が相場で、契約を結ぶ時に払うのが一般的です。
重要事項説明
部屋を借りる契約をするときに、必ず行われるもので、
・物件の基本情報や設備について
・物件の安全性に関すること
・家賃の額や支払いについて
・契約に関すること
・部屋に住むにあたっての禁止・注意事項
などに特に大事なことについて説明があります。
原状回復
部屋を出るときに、借りた部屋を入居時の状態に戻して返すこと。修理にかかった費用は契約時に預けた敷金から支払われます。対象になるのは床のキズやタバコのヤニ・匂いなど、借りた人の故意、あるいは不注意によるもので、家具を置いたことによる床のへこみ、色あせた壁紙など経年変化によるものは含まれません。
退去時、よくトラブルになることなので、入居時に壁や床に汚れやキズがないか、しっかり確認し、あった場合は写真を撮るなどして記録しておくことをおすすめします。
損害保険
部屋を借りるとき、万が一に備えて加入する保険です。多くの場合、不動産会社と提携している火災保険に入ることをすすめられ、そのようにしている人が多いですが、自分で保険会社やプランを探して契約することもできます。
火災保険の内容は会社によって異なりますが、下記の3つがセットになっていることが多いです。
・家財保険
火災、落雷、爆発、水害、水漏れなどで自分の家財(家電や家具、美術品、宝飾品など)がダメになった場合に補償するもの。
・借家人賠償責任保険
火災や爆発、漏水などによって借りている部屋に損害を与えてしまったときに、部屋を元の状態に戻すための費用を補償するもの。
・個人賠償責任
日常生活のトラブル(身近な事故)を補償するもの。たとえば、ケガをさせてしまった相手への治療費や慰謝料、破損物の修理費や物を壊してしまったときに発生する損害賠償などが対象となります。